姉川沿岸土地改良区

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経営計画


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《概要》
 姉川沿岸土地改良区 経営計画 2019~2028
  ~10年間の基本構想と重点施策~

●背景

設立から60年超…進む老朽化、かさむ修繕費

本土地改良区は、姉川合同頭首工および3箇所の取水堰、分水工、用水路、揚水機などの土地改良施設の維持管理を有効かつ適正に行うことで、常時安定的な用水確保、土地条件の整備による農業基盤を強化充実し、生産性の向上と経営の安定を図り、効率的な農業経営の実現を図ることを目的としています。

しかし、合同頭首工建設から60余年が経過し、施設の老朽化も顕著となり、今後は施設の大規模な修繕や更新を継続的に行っていかなければなりません。

一方で、農地の転用・市街化や農家の高齢化・離農がゆるやかに進行しており、現状のまま推移すれば、組合員への経済的負担が増え続け、やがて農業経営が圧迫されていくことも懸念されます。

●めざすべき姿

豊富な水資源を活かし、持続可能・自立可能な土地改良区へ!

農業の安定化と生産性向上に資する施設の維持・整備と、自主財源の確保とを同時に進めることで、将来にわたって受益者負担をできるだけ増やさずに施設の適正な管理を継続できる体制を構築していきます。

●重点施策

〔1〕基幹土地改良施設の維持更新

すべての組合員が安心して農業に取り組め、高い生産性を維持できるよう、頭首工をはじめとする基幹施設を維持・更新していきます。

〔2〕未整備ほ場の整備支援

高付加価値農業への転換を視野に入れながら受益地内のほ場整備を積極的に支援することで、農業の生産性を高め、水資源のロスを減らします。

〔3〕賦課金単価の是正と小水力発電施設の増設

受益面積の減少等に対応し、経常賦課金の単価を適正額に是正します。また、管内に小水力発電所を複数建設し、生み出される電気を土地改良施設で活用しつつ、売電益を事業経費の一部に充てます。

〔4〕事務局体制の強化

着実かつスピーディーに構想・計画を実現するために必要な人材を増強します。